『北大研究グループが第二弾発表 「次亜塩素酸水」のウイルス不活化』というプレスリリースがありました。
これについて、少し解説します。
次亜塩素酸水について
NITEの発表
先日、次亜塩素酸水について、NITE(独立行政法人 製品評価技術基盤機構)から中間発表がありました。
「現時点において次亜塩素酸水は新型コロナウイルスへの有効性は確認されていない」。
この次亜塩素酸水の有効性が確認されなかった理由としては、検証試験をしている2つの研究所のデーターに一貫性がなかったため、とされています。検証試験はつづけるべきと結論つけられました。
次亜塩素酸水の有効性が確認されないのは、効果があるないという見解ではなく、結果が一定ではないということになります。
あわせて、「消毒薬の噴霧行為は世界的にも認められていないので、行わないでください」という発表がありました。
北大研究グループの発表
今回の報道では、北大研究グループが「強酸性(pH2.7 未満)だけでなく、微酸性(pH5.5)の次亜塩素酸水も新型コロナウイルスに対して有効だと実証しました」という内容になります。
次亜塩素酸水の有効性が確認されていないのはデータの一貫性がないためで、次亜塩素酸水は新型コロナウイルスに対して有効、と判断しています。
アルコールの代替品ではなく、新型コロナウイルスに対しての消毒剤として期待できるため、有効利用できるように今後も検証をつづけるそうです。
第2種滅菌技士
長谷川雅代
監修
長谷川 雅代
歯科感染管理協会 教育委員長 / 監修責任者
歯科衛生士(33年)
1993年堺歯科衛生士専門学校卒。30年以上の臨床経験を持ち、現在も臨床に立ち続けることで「歯科医院の今」を熟知する。その豊富な知見を強みに、スタッフ教育や院内環境の改善に携わる。DHマネジメント協会に所属し、新人教育や標準予防策に基づく意識改革を提案する専門家として全国で研修を行う。理想論に留まらない、現場を知るからこそ可能な実践的感染管理システムの構築とマニュアル整備に注力している。
