【会場受講】

講座開催当日に会場で受講いただきます。

演者に直接質問もできます。会場受講は先着25名のみです。

 

【動画受講】

講座を録画したものを後日期間限定で配信します。ご都合に合わせて動画を視聴ください。

ごあいさつ

感染管理は常に改善を重ね続けるものとして、現状の振り返りや情報のアップデートは必須です。歯科感染管理協会では年に一度特別講座を開催し、皆さまの日々の臨床における感染管理のあり方を振り返り、再考できる機会を作っていくことが大切だと考えております。

また、当協会では感染管理認定資格に2年の資格認定期間を設置しております。有資格の皆さんには継続的な学びを行っていただく機会と考え、期間内での指定講座の受講により資格の更新とします。

 

感染管理は医院の設備環境や診療体制に合わせて自らの手で創りあげていくことです。非の打ちどころのない感染管理が理想的ですが、うえを見ると現実的にキリがない部分もあります。だからこそ、自分たちにできることを最大限に考えて努力することが大切です。「人・時間・コスト」の制限を工夫して、仲間と協力して患者さんにとっても、医院や仲間にとってもより良い環境になるように自分たちの感染管理を創りあげていきましょう。

 

今年のテーマは“創っていこう感染管理”です。

「創る」には、「開始する、新たに物事を始める」といったニュアンスがあります。感染管理を学び、自分たちにあったスタイルを創っていく。感染管理はそれぞれの医院で試行錯誤をしながら進化させていくものです。人の手で創り、維持していく感染管理。そこには必ず『人』が関わってきます。感染管理は『人』です。人の気持ちしだいで感染管理は変わります。

 

今年で3回目を迎えた特別講座(認定更新講座)では歯科衛生士で歯科感染管理協会 臨床感染管理指導士の佐藤史実さんと、同じく歯科衛生士で臨床感染管理コーディネーターの酒井直美さんにそれぞれの医院での感染管理の取り組みについて発表していただきます。

臨床現場で実際にどのように改善をおこなってきたか。上手くいったことばかりではないからこそ、おふたりの奮闘記は現在進行形で医院の感染管理の改善に取り組んでいる人にも、これからはじめようと計画中の人にも役立つヒントになると確信しております。

 

私からはユニット消毒と環境整備についてお話しをいたします。

洗浄、滅菌ができるものではないからこそ、どのように扱って良いかわからなくなる環境設備。歯科医院の感染管理を明日から役立つ内容でお話しをしていきます。

 

日本全国からたくさんの仲間のご参加をお待ちしております。

 

歯科感染管理協会

長谷川雅代

 

講演内容

講演1

感染管理を成長させる

ファーストペンギンの

影響力

ほたるだ歯科医院

歯科衛生士

臨床感染管理指導士

佐藤史実

コロナ禍を経て、清潔である事や、感染に対する意識に変化があった人も多いと思います。勤務している歯科医院で、こうなったらいいのにな。本当はこうなのに。と、思った事はありませんか。

私たちが働く歯科医院という場所は、年齢も幅広く人間関係も様々です。人によって価値観も様々なのでそこで声をあげる事は勇気がいります。
周りのスタッフが一緒にやってくれるか不安だな….。

感染管理はチーム一丸となって取り組まないと成り立たない。確かな事実ですが、まずはみずからファーストペンギン、セカンドペンギンになることが周囲を巻き込む最初の取り組みだと考えました。

感染管理の見直したい所を見つけて声をあげてみてください。チームで始める前に1人でも始めてみる価値はあります。感染管理は、悩んだり試したり調べたりして成長させていくものだと思います。


私が臨床感染管理コーディネーターになった時、まわりのスタッフに協力者はいませんでした。それでもファーストペンギンになってみようと実際に行動してみて、改善できた所、思うように進まなかった所、孤軍奮闘記として皆さんに紹介したいと思います。

講演2

感染管理のアップデート
まず何からやろう?

何から変えよう?

ALBA歯科&矯正歯科

ダイナシティ小田原院

歯科衛生士

臨床感染管理コーディネーター

酒井直美

私が在籍しているクリニックでは6名のスタッフが自主的に臨床感染管理コーディネーター講座の受講をいたしました。

感染管理を学ぶことは初めてというスタッフもおりましたが、正しい基礎知識を得られた事により、ひとりひとりがアップデートの必要性を感じるようになりました。


今も尚、試作と修正をを繰り返しながら、消毒滅菌作業の改善を進めている最中ですが、もっと正しく理解を深めたいというモチベーションアップにも繋がっており、仲間からは次々とアイデアが沸き、快適で正しい感染管理がスピードアップしています。


ぜひ、クリニックの仲間と共に、スッキリ効率化された感染管理のアップデートをしていきましょう。

講演3

ユニット消毒と環境整備

歯科衛生士

歯科感染管理協会代表

長谷川雅代

患者さんの処置が終わった後のユニット処理についての質問はとても多いです。どの程度までの消毒が必要なのか、どのような薬剤を使用すると良いのか、どの順序で処理すると良いのか。医院での基準をつくると迷いがなくなります。

 

医院のスタイルにもよりますが、一人の患者さんに対して30分から1時間程度使用することが多く、いかに早く片付けて次の患者さんをご案内できる準備をするかが多くの医院での課題です。器具も片付けながらのユニット消毒はいろいろ疑問点も多く出てきます。

 

これまでご質問を受けたことも交えながら基本のユニット消毒の方法と消毒薬(環境洗浄剤)の選択の考えかたなど、実体験をもとにユニットと薬剤の相性なども含めてお話ししていきます。

 

受講形式

① 会場受講 (25名/定員締切り)

2024年12月8日(日)10:40〜12:40

会場:東京都内(豊島区)

※ 講座終了後懇親会あり(参加自由)

② 動画受講(後日配信)

視聴期間:2024年12月下旬〜2025年1月下旬

受講料

講座受講料は会場受講も動画での受講も同一料金

認定資格所有者

講座受講料(資格更新料) 

¥3,300(税込)

一般 (認定資格なしの方)

講座受講料

 ¥5,500(税込)

認定更新講座についてのQ&A

当協会が認定している資格

□ 臨床感染管理コーディネーター

□ 臨床感染管理指導士

上記の資格のどちらかを所持されている会員の方です。

会場受講も後日配信の動画受講も内容は同じものです。

視聴期間は動画配信後、約1か月を予定しております。期間内に視聴をしていただきますと、認定資格更新にさせていただきます。

不要です。講座受講料をもって資格更新料になります。

講座を受講いただくことは可能です。受講費用は一般価格になります。

認定期間は認定日より2年間です。猶予期間も設置しております。認定の終了する年の12月までに更新ください。詳しくは下記の案内をご確認ください。

認定期間のご案内

認定期間内の2年内に『1回以上』の受講としております。

毎年受講いただいても結構ですが、認定期間は2年ごとですので、認定期間ごとの受講は必要になります。

認定期間は2年間です。認定更新をされない場合は認定期間が過ぎますと資格喪失となります。

申し込みフォームより会場受講をお選びください。今年の会場受講は先着25名です。定員になり次第、締め切らせていただきますので、会場受講を希望される方はお早めにお申し込みください。動画受講に定員はございません。