患者さんの口腔を守ることは、患者さんにいつまでもご自分の歯で食事を楽しみ、会話をして笑顔を絶やさない生活を送っていただくことが私たち歯科医療従事者の喜びであり使命です。
そして、歯科医院は私たちが活躍する場所です。私たちが1日の大半を過ごす歯科医院だからこそ、その場所は清潔で安全な場所であってほしいと願います。
私たちは感染管理を通じて患者さんはもちろん、自分たちの幸せを考え、心地よい環境づくりの価値を提供することが必要と考えています。
臨床感染管理指導士は歯科感染管理協会が認定する資格です。
臨床感染管理コーディネーターで身につけた感染管理の基礎の学びをさらに深めて、医院の環境に合わせた感染対策を自ら考えて実践できる人です。
歯科医院の感染管理で難しいのは目の前の環境設備で最善のパフォーマンスを常に考えておかなければいけないことです。多くの歯科医院のスタッフは診療をしながら器材処理をおこなうことが日常です。唾液や血液などの体液が多くある歯科医院でより安全に、そして安心に働ける環境をつくるためには、感染管理の知識なくしては実現できません。
感染管理はチームでおこないます。ひとりが頑張っても清潔にはなりませんし、ひとりが協力しなければ清潔は維持することができません。チームで同じ方向を向いてこそ、感染管理は成立します。
臨床感染管理指導士は感染管理を知り、創り、導くリーダーとして活躍できる人をめざします。
医院内で活用できる感染管理を学び、実際に医院の感染管理マニュアルを作成し、学びを形にしていきます。
歯科医院の感染管理をマネジメントしながら新しい仲間にも感染管理を伝えることができるプロフェッショナルをめざします。
臨床感染管理指導士講座では臨床感染管理コーディネーターの基本的な知識に加えて、医院のしくみづくりに必要な知識をさらに加え、医院の感染管理のしくみを創ります。
完成した感染管理のしくみを次の仲間に導くためのノウハウを学びます。
オリジナルのテキストで講座を受講しながら書き込みをして理解を深めていきます。
また、マニュアルを白紙状態から作成するのは膨大なストレスと時間がかかります。本講座ではマニュアルフォーマットデーターに添って作成しますので簡単に感染管理マニュアル並びに新人研修プログラムを作成することができます。
医院の感染管理のしくみづくりと新人に感染管理の指導ができる人として活躍の幅が広がります。臨床感染管理マニュアルと新人研修プログラムを制作し提出いただくと臨床感染管理指導士と認定いたします。
臨床感染管理コーディネーターでの知識にくわえ、さらに臨床現場の改善に必要な知識を身に着けていただきます。具体例を多くした内容でさまざまな感染管理の実践ケースを伝えます。
DAY 1 – 院内のしくみづくり ① –
歯科感染管理の改善に時間を要するのは器材再生です。医院ごとに異なる環境ではまず改善点はどこにあるのかを抽出していきます。
そして、改善の進めるにあたって必要なゾーニングの考えかたを習得します。
改善点の抽出をして、実際に医院で取り組みをはじめていきます。
DAY2 – 院内のしくみづくり ② –
DAY1で取り組みをはじめた院内の改善を振り返りつつ、手指衛生と個人防護具についての要点を確認していきます。
個人防護具は経費にも直結してくる内容になりますので、医院のルールをしっかりと定めることが大切です。感染管理とコストについても理解できるようになりましょう。
そして、効率的にマニュアル作成ができる方法をお伝えいたします。
DAY3 – 新人教育のプログラムづくり –
歯科医院のスタッフとしていちばん最初に身につけてほしいことが感染管理の知識です。
誰が指導に入っても同じスタンツで院内のルールを伝えることができ、新人が感染管理マニュアルを見ながら予習、復習ができる構成にします。途中入社の未経験者に対しても、新卒歯科衛生士の入社時研修にも使用できる仕様につくりあげていきます。
月に2度、60分のオンラインミーティングを開催します。院内改善の取り組みを始めていくと、どうするのが良いか判断に迷いが出てくることもあります。他の参加者とも意見やアイデアを交換する場をつくります。「こうすると上手くできた!」など、仲間と情報交換することができます。
□ 感染管理マニュアルフォーマット進呈
□ 新人教育プログラムフォーマット進呈
□ 受講期間内メール相談無制限
□ 臨床感染管理指導士指導用動画コンテンツ使用(歯科感染管理協会アプリ内のみ)
講座はすべてオンラインで開催します。パソコン、スマートフォンでの受講が可能です。
木曜コース・・・2023年12月7日、2024年1月25日、2月22日
日曜コース・・・2023年12月3日、2024年1月28日、2月25日
時間・・・全日程10:00-13:00
各コース10名まで
1名 88,000円(内訳:コース費用 82,500円 認定料 5,500円)
同月内の木曜コースと日曜コースでの振替え受講は可能です。
はい。共同制作をして提出しても構わないです。分担、協力して制作してください。
資格取得日より2年間の認定期間を設けております。認定更新には更新講座の受講をもって資格更新とします。
提出期限は3日目の講座終了後約1か月を予定しています。(詳細の日程は講座内で案内します)
認定試験はありません。感染管理マニュアルと新人教育マニュアルの提出が認定条件です。
臨床感染管理コーディネーターの資格をお持ちであればどなたでも受講可能です。その他の資格は問いません。
初回認定時のみ認定証を発行し郵送いたします。その後は歯科感染管理協会公式アプリのデジタル会員証にて資格認定期間等、ご確認いただけます。更新ごとの認定証の発行はございません。
医院のメンバー何人で作成しても結構ですが、認定資格を得ることができるのは受講した人のみです。
医院で複数名の臨床感染管理コーディネーターが在籍している医院は事務局までお問い合わせください